はじめに:医療テクノロジーの進化が止まらない
パンデミック以降、世界の医療・医薬品業界はかつてない変化を遂げています。
AI創薬、バイオ医療、遠隔診療、遺伝子編集など、テクノロジーの進歩によって“病気の治療”から“健康の最適化”へとシフトが進行中です。
2025年現在、米国市場では医療・バイオ関連株が再び注目を集めています。
この記事では、今後も成長が期待される米国の医療・医薬品メーカー5社を紹介し、今後の展望と投資戦略を解説します。
1. Johnson & Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン)|安定感とイノベーションを両立
ティッカー:JNJ
主な事業:医薬品、医療機器、コンシューマーヘルス
創業130年以上を誇る世界最大級の医療メーカー。
医薬品部門では免疫・がん・ワクチンなどの分野で高収益を維持しつつ、2024年にコンシューマーヘルス事業を分社化。
より医療特化型の企業へと進化しています。
ポイント
- 安定配当&高い財務健全性(連続増配60年以上)
- がん治療薬「Darzalex」などブロックバスター製品が好調
- AI創薬・デジタル診断への投資も積極的
2. Pfizer(ファイザー)|ワクチンから次世代治療へ
ティッカー:PFE
主な事業:ワクチン、抗ウイルス薬、バイオ医薬品
コロナワクチンで世界をリードしたPfizer。
パンデミック後は収益の反動減が見られますが、mRNA技術を基盤としたがんワクチン・インフルエンザワクチンの開発で再成長を目指しています。
ポイント
- BioNTechとの提携によるmRNAプラットフォーム拡大
- がん免疫療法など新薬パイプラインが豊富
- 割安感のある株価水準で中長期投資向き
3. Eli Lilly(イーライリリー)|肥満・糖尿病薬の“覇者”
ティッカー:LLY
主な事業:糖尿病、肥満治療、神経疾患向け医薬品
肥満治療薬「Zepbound」や糖尿病薬「Mounjaro」が世界的ヒット。
生活習慣病市場で圧倒的な地位を確立し、時価総額は製薬業界トップクラスに成長しました。
今後はアルツハイマー治療薬の承認が焦点となります。
ポイント
- 肥満薬市場が年率20%超の成長見込み
- AI創薬・分子設計プラットフォームを活用
- 売上・利益ともに2桁成長が継続中
4. Merck & Co(メルク)|がん免疫薬「Keytruda」で世界を席巻
ティッカー:MRK
主な事業:がん治療薬、ワクチン、動物用医薬品
メルクの主力薬「Keytruda(キイトルーダ)」は世界で最も売れている抗がん剤のひとつ。
適応拡大が続いており、2030年までに売上10兆円規模へ成長すると予想されています。
ポイント
- がん免疫治療分野で圧倒的リーダー
- AI解析による新薬開発を推進
- 安定した配当と防御的セクター特性
5. Moderna(モデルナ)|mRNA技術の次なるステージへ
ティッカー:MRNA
主な事業:mRNAワクチン、がん治療、希少疾患向け研究
コロナワクチンで一躍有名になったModernaは、今やmRNAプラットフォーム企業へと進化。
がん免疫療法、心血管疾患、自己免疫疾患などへの応用が進み、ポストCOVID戦略が本格化しています。
ポイント
- AI解析×mRNA設計で開発スピードを加速
- 2025年に複数の新ワクチン承認を予定
- ハイリスク・ハイリターンの革新企業
医療・医薬株の投資戦略:安定と成長のバランスを取る
医療セクターは、景気に左右されにくい“ディフェンシブ銘柄”として知られています。
一方で、AIやバイオ技術によるイノベーションが進むことで、成長性も兼ね備えるハイブリッド市場へと変化しています。
戦略ポイント
- 分散投資:大手+新興バイオ企業を組み合わせる
- 積立運用:長期的な成長を享受するドルコスト戦略
- 配当重視:JNJやMRKのような高配当・安定株を軸に
まとめ:医療の未来は“テクノロジー”が牽引する
AIやバイオの融合によって、医療は「治す」から「予測・予防する」時代へ。
Eli LillyやModernaのような革新企業に加え、J&JやMerckのような安定企業もポートフォリオに組み込むことで、
安定+成長の両立を狙う投資が可能です。
2025年の米国医療株は、まさに“人類の健康革命”を支える投資テーマといえるでしょう。
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