【FP3級シリーズ 第3弾】タックスプランニングを完全攻略|所得税・住民税・控除・税額計算をやさしく解説【初心者向け】

FP3級

はじめに

FP3級試験の頻出分野「タックスプランニング」を初心者向けに解説。所得税の仕組み、所得控除、税額控除、住民税、年末調整、確定申告までわかりやすくまとめています。

※記事の後半におすすめ教材も紹介しておりますので是非ご活用ください!


【FP3級シリーズのご紹介】

FP3級の重要ポイントを分野別にまとめた「FP3級シリーズ」を公開中です。
基本から頻出論点ポイントまで、スキマ時間で一気に学習できます。


この記事でわかること

  • タックスプランニングについて
  • 所得税の基本構造について
  • 所得の10区分
  • 所得控除(14種類)
  • 税額控除について
  • 住民税の仕組みについて
  • FP3級の頻出計算

■ タックスプランニングとは?

税金の基本を理解し、お金の効率的な使い方を身につける分野です。


■ 所得税の基本構造

所得税は次の式で計算します。

課税所得 × 税率 − 税額控除

国税庁HPより(リンク)


■ 所得の10区分(暗記必須)

  • 利子所得
  • 配当所得
  • 不動産所得
  • 事業所得
  • 給与所得
  • 一時所得
  • 譲渡所得
  • 雑所得
  • 退職所得
  • 山林所得

給与所得控除は毎年出題される重要ポイントです。


■ 所得控除(14種類)

代表例:

  • 基礎控除
  • 配偶者控除
  • 扶養控除
  • 医療費控除
  • 社会保険料控除
  • 生命保険料控除
  • ふるさと納税(寄附金控除)

■ 税額控除

  • 住宅ローン控除
  • 配当控除
  • 外国税額控除

税額控除は「税額自体が減る」仕組みなので効果が大きいです。


■ 年末調整と確定申告

▼ 年末調整

給与所得者向け。会社が税金を調整してくれる制度。

▼ 確定申告

以下に該当する場合は必要です:

  • 副業20万円以上
  • 医療費控除
  • ふるさと納税でワンストップ特例を使わない
  • 個人事業主

■ 住民税の仕組み

住民税は一律10%。
計算方法は所得税とほぼ同じで難しくありません。


■ FP3級の頻出計算

  • 給与所得控除 『給与収入 - 給与所得控除額(※1)』
  • 医療費控除 『(支払った医療費総額 - 保険金などで補填される金額)−(10万円 または 総所得金額 × 5% のいずれか小さい方)
  • 生命保険料控除 『(※2)』
  • 配当所得の計算 『受け取った配当金(源泉徴収前) − 必要経費

※1【給与所得控除額】
〜1,625,000円: 550,000円
1,625,001〜1,800,000円: 給与収入 × 40% - 100,000円
1,800,001〜3,600,000円: 給与収入 × 30% + 80,000円
3,600,001〜6,600,000円: 給与収入 × 20% + 440,000円
6,600,001〜8,500,000円: 給与収入 × 10% + 1,100,000円
8,500,001円〜: 一律 1,950,000円

※2【生命保険料控除額(一般・介護医療・個人年金共通)】
支払保険料 〜20,000円: 支払保険料の全額
20,001〜40,000円: 支払保険料 × 1/2 + 10,000円
40,001〜80,000円: 支払保険料 × 1/4 + 20,000円
80,001円〜: 一律 40,000円
※3区分の合計最大 120,000円


■ まとめ

タックスプランニングは暗記が中心の分野。
所得区分と控除を覚えれば確実に点が取れる得点源です。

■ おすすめ教材

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